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2009年08月17日 13:20に投稿されたエントリーのページです。他にも多くのトピックエントリーがあります。メインページやアーカイブページをご覧下さい。
« アメリカに生きる: 鶴亀 彰 | メイン | 2009年8月30日(衆院選挙の日)官僚改革「官僚主導から政治主導へ」(田中秀征(しゅうせい)氏)の記事から:中村正董 »日本の将来:鶴亀 彰
大分前からですが、私は日本の将来について考えています。今回の米中会談の動きを見ながら、その思いは深まっています。私は政治家でも外交官でも何でもないのですが、海外に住む日本人の一人として、日本の今後のありかたに付いて懸念を持たざるを得ない思いです。
米国に次ぐ世界第二の経済大国として、日本は政治・外交・軍事的には弱いものの、それなりの誇りとまた評価を得て来ました。しかしその地位はもうすぐ中国に譲る事になるでしょう。米国債の最大の保有者の地位は大分前に中国に譲りましたし、貿易量や外貨保有高等においても大分前に抜かれてしまいました。
中国は大きな国です。日本の人口の10倍以上もあります。経済発展が今も年率7パーセント程度で進んでいる現状、中国が規模的には米国も抜いて世界一になるのもそんな遠くないかも知れません。安く物を作ったり、ITやロボット等の先端技術の分野ではインドなども躍進を続けています。
それらの動きの中で、日本はどのような確固たる戦略を持ち、これからの五十年、百年を方向付けて行くのでしょうか? 四季折々の美しい自然の中で育まれて来た日本人の高い美意識は今後も日本が培った職人芸と共に、物作りの分野では世界でも冠たる地位を持ち続けるでしょう。
しかしそれだけでは十分でないように思います。消費者レベルでの従来の自動車や家電や工作機械や、造船業や重工業など過去の日本を支えて来た産業の国際競争力を維持すると同時に、新しい産業(環境・バイオ・エネルギー、水等)で世界の先端を行く必要があります。
しかしそれは日本が経済発展維持のために何をやるか、どう言う方法でやるかの問題です。私はどう言う気持ち(考え)でやるかの問題がより重要なのではと感じています。それは日本人の心の問題です。お互いが信頼し、思いやりを持ち、助け合う社会を作ることが一番大切だと感じています。それには最近薄れつつある、自然への畏敬の念を取り戻す必要があると感じています。
全てはそこから始まるのではと思います。宗教の宗派は何であれ、自然への畏敬があれば、自然に宗教心は生まれます。信ずる心があれば、不安も消えます。努力もします。そして西郷さんの敬天愛人ではないですが、他人に対しても尊敬と優しい心を持てるようになるでしょう。そしたら自然と不安が解け、希望が沸き、結果として満足が得られるのではないでしょうか?
経済発展を追い続け、1960年代からの日本のように、所得が増え続ければ、自然の畏敬や他人への思いやりなどなくても幸せになれると言う意見もあるかも知れませんが、物や金を追い求め、勝ち組になる事を目指す生き方には少なくても一部の人の満足はかなえられても、社会全体としての幸せには繋がらないと思います。急がば回れと言うか、自然への畏敬が鍵なのではと感じるこの頃です。(終り)
日時: 2009年08月17日 13:20 | パーマリンク
