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2009年11月13日 00:38に投稿されたエントリーのページです。他にも多くのトピックエントリーがあります。メインページやアーカイブページをご覧下さい。
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先日、私が教えていた新潟大学から呼ばれて、法学部のシンポジュームに出ました。私が勤めていたのは留学生センターでしたが、法学部に頼まれて、英語でのゼミをやっていました。留学生と日本人学生が半々位で、とても楽しいゼミでした。用語は全て英語のみです。アフガニスタンの紛争について、パキスタンの留学生が回教徒の立場から熱心にその背景などを説明し、皆が英語で議論しました。今でも、充実した時間であったと思います。
先日のシンポジュームは、そうしたバイリンガルな教育を15年に亘り実施してきた法学部が、その成果を自己評価しようということでした。パネリストは教師だった英国、フランス、米国からの三人の先生でした。結論はあまり芳しいものではありませんでした。「あまり効果がなかった」というような話になりました。理由はいろいろ挙げられましたが、1)タテマエとホンネがちがいまーす、「英語はたいせつ」はタテマエになっている、2)ホントウのインセンティブがアリマセン。がくせいは正直です。とアメリカの先生が言っていました。日本の英語教育は、この先生の言う通りの問題がずっと続いて来たと思います。ロシアが似ています。この前、内モンゴルの大学の先生に会いましたら、同じだと言っていました。さっぱり、英語はうまくならない、とこぼしていました。
日本では英語を習っても、使う場所がほとんどない。それだけ、独立した、確りした経済だったということです。フィリピンや香港に行けば、英語は日常語です。昔植民地だったのが影響しています。この基本的な環境が、音を立てて崩れてきたな、と思うのが、今回の世界大恐慌と、日本経済の矮小化です。残念ですが、東洋では、中国の影が急に大きくなり、日本の存在はどんどん小さくなって来ています。1960年代の英国が似たような姿でした。「大英帝国は終わった」、「英国病だ」と言われました。私は丁度その頃ロンドンに駐在していましたが、日本からのビジネスマンは「もう英国に学ぶことはない」と言いました。いまの中国の人が同じような感じを日本に持ちつつあるのではないかと思います。日本の経済はどんどん小さくなり、日本では物が売れません。外国で一生懸命売って命をつなぐ時代になりました。さあ、英語が出来ないで、何がこれから出来るでしょうか?皮肉なことに、日本がダメになって来て、「英語は大切」がホンネに変わってきました。インセンティヴも確り出来ました。これから大切なのは、「どうしても言いたいこと」を持っているかです。「意見」を持っているか、が問われます。話せるのは当然の能力として必要です。さて、9月は欧米の大学の新学期です。日本でもセメスター制を導入してそれに合わせています。内モンゴルも同じとのことです。頑張りましょう!
日時: 2009年11月13日 00:38 | パーマリンク
