Alliance for Business Professional Services
検索
About 2011年11月
2011年11月にブログ「一般コラム」に投稿されたすべてのエントリーです。新しいものから過去のものへ順番に並んでいます。
他にも多くのエントリーがあります。メインページやアーカイブページも見てください。2011年11月 アーカイブ
「日本は最も戦略描けぬ国」(朝日) - 中村正董
2011年11月14日
2011年10月5日
復旦大アメリカ研究センター教授 呉 心伯(ウー・シンポー)「日本は最も戦略描けぬ国」(朝日) - 中村正董(まさのぶ)
中国が外交姿勢を変えてきた。背景にあるのは、国際社会に存在感を強めた自信か。国内の政治事情か。どう読み解き、日本はどう対応するのか。中国は日本をどう位置づけているのか。が朝日のテーマ。呉氏の分析は分かりやすく明快なのでご紹介します。
- 中国外交の三つの目標:
- 「安定且つ平和的な周辺環境をつくること。」20年前と変わっていない。例えば、朝鮮半島問題は混乱を避けることで、国内の安定と経済的な負担を避けたい。南シナ海の領土問題も同じ。
- 「積極的に海外での国家利益を増やすこと。」海外投資は増えた。石油・金属など資源、食料の輸入が必要。中国が発展し、世界経済と融合した結果。今後、海外依存度は更に高まる。
- 「大国として積極的に国際的な責任を果たす。」かつては国際的に大きな責任を負うことを望まなかった。08年金融危機後、情勢が大きく変わった。国際社会が中国に相応の責任と負担を求めている。中国は積極的に貢献すべきだ。
- 中国の国際社会への貢献とは? 対日関係は?
- ソマリア沖に海軍を派遣、PKOへは安保理常任理事国中最大の人員を派遣。金融危機後、IMFに500億ドルを拠出した。
- 対日関係は、中国外交上大変重要。日本は隣国で大国だ。ただ、中国側に挫折感がある。日本の首相が余りに早く代わりすぎる。政治資源の無駄遣いだ。中国の大国外交で、対日関係が最も困難。明確な政策は出しづらく、野田首相にも、現状維持になるだろう。
- 日本の対米、東南アジア外交を見ると「中国の脅威」が背景にある。こうした政策が続くと政治的緊張が絶えない。
- 中国にとって、外交上最も重要な国は米国。国際社会での役割を果たすのに米国の協力が必要。
- 中国の政治体制につき、金融危機以降、民主国家の多くはその優越性を認めた。経済発展の効率も高い。民主国家に以前の優越性がなくなった。中国は自信をつけている。
INDIA JAPAN GLOBAL PARTNERSHIP SUMMIT - 中村正董
5th, 6th & 7th SEPTEMBER 2011, TOKYO, JAPAN (参加感想) - 中村正董(まさのぶ)
イ日関係の本格的な発展を企図した国際会合。日本からは、インド関係に熱心な森、安倍、鳩山、菅の4元首相が参加した。参加範囲も広く、ネパールからも大きな代表団が。ロンドンからの参加者にも会った。イ日関係は日中関係とは異なる側面があるが、着実に拡大しよう。
- 強調された「民主国家関係」、「技術と若さの協力」:
- インドも日本も民主主義国家だ。(中国と違う)
- 日本には多方面(インフラ、製造業、環境など)の技術がある。インドには、優秀で若い力がある。
- なのに、(中国と比べて)イ日関係は余りにも小さい(貿易規模1%程度)! 何故なのだ? どうすべきかが論点。
- インド人は皆英語を話す。(世界最大の英語国)日本人が話せないのが理解出来ない? この辺からイライラが始まる。
- ついに、「仏教」が持ち出された。「仏教はインド地方で始まった。日本は仏教国。我々には心に共通基盤がある。」
- (中村)日本の会社のグローバル化は始まったばかり。中国でも苦戦中。インドはより手ごわい!の印象が強い。
- 結局、明快な「関係飛躍の為の解」は曖昧に残された。
- あるインド参加者は「Disappointing!」と言った。この種国際会議での典型的な反応の一パターン。直の成果を期待している。
- それでも、着実に関係は深まり、拡大する予感がした。まず、インドはインフラに悩んでいる。各方面の技術も欲しい。食料の加工技術も環境も深刻な問題。日本への期待は大きい。
- 日本企業の「革命」は成るか?
- 日本型社会主義(人は平等の原則)の上に立って来た経営が岐路に立っている。崩すのが有利なのか、結論が出ていない。
- 急速に進むグローバル化の中「日本の在り方」が問われている。
以上
