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2009年08月25日 22:14に投稿されたエントリーのページです。他にも多くのトピックエントリーがあります。メインページやアーカイブページをご覧下さい。
« アメリカの日系中小企業者は大変:鶴亀 彰 | メイン | コンピュータトラブルを避けるための具体的手段: 藤崎仁美 »高齢化する従業員、サンドイッチ世代の従業員-2つのトピックス: 多賀 利明
多賀 利明
日米経営センター(フィラデルフィア)
1.高齢化する従業員
従業員の平均年齢が最近上ってきている。高齢になり、従来なら当然退職した筈の従業員が退職しないで、そのまま働き続けるからである。この状況は、Employee Benefit Research Institute(EBRI)という調査機関が行なった調査で明らかにされている。
* 従業員の中で55才以上の人の割合は増えている。
1993年には全体の29%であったものが、2006年には38%に上っている。
* 65才から69才までの従業員の割合は、1985年には18%であったが、これが2006年には29%にまで上昇している。
* 55才以上の人の中で、フルタイムで働いている人の割合は、1993年の54%から、2005年の64%へと上っている。
* これらの高齢者は何故引き続き働きたがるのか。EBRI研究所ではこれを、働きたがるのではなく、働き続ける必要性の方に求めている。これには2つの必要性が挙げられている。
(1) 会社を辞めて、健康保険の無い、丸裸になるのが困ること
(2) 退職年令になってハッと気が付いてみると、老後になって、今後は悠々自適というのんびりした生活が出来る程、貯蓄が無いことが判り、生活水準を維持する必要上、働き続ける必要がある、ということ
2.所謂“サンドイッチ世代”と言われる人達は、会社で働いている傍ら、自分達に出来た子供と年老いた両親の世話と、両方の世話の間に挟まれた世代のことである。会社がその両方のケア、“Childcare”と“Eldercare(と言われる)”の面倒を見てくれると実に有難い、と感ずる人達である。
それでは、会社はこの要請にどの程度応えているであろうか。
Compdata Surveysという、会社の俸給と福利厚生(Benefits)のサーベイデータを供給する会社の調査がある。
(1)“Childcare”
何らかの形でこれを提供している会社の割合は、全国平均で76.7%、と大部分の会社でこれを提供している。(因みに、採用に応募して来た従業員が、この会社に就職を決める上でプラス材料であったと指摘したのは、引っ越しの手伝いと費用の支給、それに授業料の払い戻し、であった。)
(2)“Eldercare”
高齢になった両親の面倒見のことは、最近よく取り上げられるようになったトピックの1つである。それでは、実情はどうなっているのであろうか。 この会社の調査によると、両親も保険対象に入れる健康保険をかかる従業員に支給している会社は、全体の1.6%に過ぎない、とのことである。この面での従業員の面倒は、未だ、先が遠そうである。
日時: 2009年08月25日 22:14 | パーマリンク
