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アメリカ的交渉術 [安久和伸]
安久和伸
Dreamtec Consulting LLC
www.dreamtec.us
日本人の交渉下手は自他共に認めるところであり、特に外交交渉は苦手のようである。 これはやはり単一民族の特性なのだろうか。 米国のようにありとあらゆる人種が寄り集まっている国では、考え方や価値観の違う人達を説得し、納得させない限りは話しが思うように進まないから、子供の頃から交渉術は自然と身についてきたのではないだろうか。
米国の会社と価格交渉する場合はそれなりの策略を練らなければならない。 会社の買収などになると、それが、株式買収ならばいざ知らず、資産買収だと、暖簾代のような営業権はかなりの幅を持って値段が付けられるから、適正価格というよりは、交渉能力によって、売買価格は決まってくる場合が多い。 米国企業と交渉していて、最初のオファーで法外な値段を提示してくる場合がある。 日本的な感覚から言えばこんな価格を提示すれば相手が怒ってしまうというような額を提示してくる。 これは、米国企業の常套手段である。
米国事業事始め 第十章 働く仲間たちと家族 [鈴木一広]
会社全体に“全員参加の経営意識”を浸透させようにも、お互いの信頼関係も出来ていない中では、出来る筈も無かった。
「従業員の本当の気持を知ることだ!」
しかし、自信がなかった。
「会社に対する苦情、不満は上司が聞いても出てくる筈もないだろう」
「どこかに、よいコンサルタントはいないだろうか?それに頼もう」
従業員の本当の声を聞き出すにも、皆が正直に話してくれるのか?それよりも面と向かって不満を聞くのが怖かったと言えよう。
「我々に3ヶ月下さい。そして就業時間中になるが、全ての従業員との面談をさせてもらいたい。これにはマネージャー以上は一切関与しないこと」
コンサルタントは、きちんとした戦略を示し、3ヶ月経ったらモラル調査の結果をトップに報告しましょうと約束した。
そして、更に恐ろしいことを言った。
「調査結果による社員の苦情は、全て素直に受け入れてその検討をする事、そして全社員の前で、これを報告することを約束してもらいたい」
だが、コンサルタントは流石であった。全社員といったが、個人面談ではなく、グループ単位での面談を行った。
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